MAZDAに夢中になったあの頃は
10年くらい前のMAZDAは、まだまだ「ZOOM-ZOOM」と言ってた。このシンプルな擬音語に、MAZDA車の楽しさが表現されているとか、説明していたけども、つまり「楽しいクルマを作りたいメーカー」ってことなのだろう。自分が購入するメーカーのスローガンとしては非常に好意的に受け止められた。しかし当時のMAZDAのテレビCMは決してクールではなかったと思うし、そもそも全く印象に残っていない。
今だったらファンになってない!?
まだエモーショナル過ぎるプロモーション動画などない時代にMAZDAを乗り始めた。もし自分が今のタイミングでクルマを選んでいて「外国人モデルが何も喋らずにMAZDA車を走らせる」ようなテレビCMを見せられたら、果たしてMAZDAにたどり着くことができるか不明だ。映像美も素晴らしいし、ブランド戦略を否定するつもりもないが、10年前と比べて「クルマの価値」を感じにくくなっている気がする。綺麗な映像でライフスタイルをイメージさせて、「他のブランドとはセンスが違いますよ」ってことなんだけど、こだわりが強い人は逆に選びにくいかも・・・。