レクサスIS
2020年頃に予想されていたレクサスISのフルモデルチェンジがキャンセルされたタイミングで、すでにトヨタはレクサスのBEV化の方針を決めていたのだろう。ビッグマイナーチェンジが行われ、ラインナップの効率化が図られた。V8やV6の自然吸気エンジンが次々に消えているトヨタ陣営だけど、レクサスISと派生モデルのRCには3.5LのV6自然吸気が残された。直4ターボが480万円〜、直4THSが526万円〜、V6自然吸気が650万円〜となっていて、いずれも「高級車の価格」ではある。
ブランドの頂点
トヨタ&レクサスの中ではデザインも良い方だと思うし、2013年の発売だけど、当初からサイドミラーに警告灯が付く運転支援システムが配備されていたり、シートヒーター&ベンチレーターが組み込まれているなど、最新のクルマにも決して劣らないレクサスの先進性がよくわかる設計になっている。2013年頃のレクサスはかなり気合が入っていた。北米でも日本でもメルセデスやBMWの販売台数に迫っていて、テスラの販売が本格化するまでのわずかの年数であったけど、プレミアムブランドのナンバー1に辿り着きつつあった。