トヨタがTHSを供給した時
トヨタのTHSを巡ってはスバルだけでなく、MAZDAもBMWも以前にトヨタとアライアンスを結んでTHSのHVを導入あるいは、検討した時期があった。MAZDAが一時的にTHSを導入した2014年よりもずっと後になって、トヨタと最も関係が深いスバルが初めて搭載するのはちょっと興味深い。THSを拒んできたスバルにどんな変化があったのだろうか。小沢コージさんのユーチューブでスバルの開発者にその辺の経緯を是非訊いてもらいたいものだ。
勝手な想像だと断っておくけども、2014年頃にスバルもTHSを検討はしたと思われる。MAZDAやBMWも同じ時期にトヨタ系列サプライヤー集団からの営業攻勢を受けていたようで、アイシンAW製のミッションを搭載するクルマが増えた。同じ時期に3社に向けてTHSの供給も提案されただろう。MAZDAは搭載を決めたものの、MAZDA側の開発者はあまりのドライバビリティの悪さに絶句したと、当時のインタビューで言っていた。
なぜ他社は避けるのか!?
BMWの開発者もTHSには同じような感想を持ったのだろう。これは使えないと判断したのか、アライアンスこそ結ばれたが、BMWのディーゼルエンジン供給、スープラ/Z4の共同開発は実現したものの、本題となるハイブリッド技術の提供はどの程度実現したのか不明だ。BMWがTHS導入を検討していたといった内容の情報は出てきてはいないが、トヨタと広範囲に及ぶアライアンスを結んだのは紛れもない事実だ。
日本においては自動車産業の大正義と報じられるTHSだけども、トヨタ以外での採用はMAZDAが数年で撤退して以降なかなか実現しなかった。HV技術としては非常に良いものであるはずだし、トヨタは積極的に他社に供給しようとしているのにこれほどまでに実現しない理由について、野暮だけど、まあちょっとしたクルマ好きならば大筋でわかっていると思う。「走り」「良いクルマ」のブランド価値が破壊されてしまうってことだ。今回スバルにおいて何らかのブレークスルーがあって乗り味や走りの改善が図られたのだろうか?
K.T
今回の内容はとても素晴らしいですね。わたしは、昨年、BMアクセラ(3代目)からCX―60(ガソリンAWD・Lパケ)に乗り換えました。後期高齢者なのに、クルマ人生で最大のクルマ(2500cc)
に乗り換えるのはちょっと恥ずかしかったのです(友達は、皆、軽四やコンパクトに乗り換えているので)。しかし、能登半島地震でわたしの住んでいる石川県内灘町も甚大な被害を受けたなかで、支援物資の2リットルのペットボトルや非常食をCX―60に大量に乗せて、地区の住民に配布できました(地区の役員をしているので)。足回りが4輪ダブルウィッシュボーンで、最低地上高18センチのSUVに乗り換えて、本当に良かったと思いました。
cardrivegogoさんのマツダ車に対する、益々の的確な情報を期待しています。頑張ってください。心から応援しています。
wpmaster
コメントありがとうございます。
この度の震災で、MAZDA好きのK.Tさんがご無事か心配していたので、ホッとしました。
昨日(1/24)から大雪で大変だと聞いています。
デザインが美しくて機能性抜群のMAZDA車は日本で生活する上で最高の相棒ですね。
CX-60はかなりの人気なようで、東京でもよく見かけるようになりました。
メルセデス、ポルシェ、マセラティのSUVも多いですけど、
それらと比べても洗練されたプロポーションだと思いますし、
お金払いたくなってしまう気持ちもよくわかります。