THSは底辺
トヨタがカーメディアを操縦してTHSに対する批判を抑えてきたからだろうか、日本市場においてはあまりネガティブな意見は聞かれない。クルマについてあれこれうるさい人々は、そもそもトヨタにTHSのモデルは興味がないし、逆に素直に燃費が良いクルマの存在意義を評価したい気持ちもある。プリウスもアクアも自分には全く関係ないクルマだけど、団塊世代以上で軽自動車を避ける層にとっては貴重な交通インフラである。
THSには相応の敬意を持っている。燃費というパラメータを重要視すれば最も優秀なシステムだと思う。しかし「乗り味」や「走り」でクルマの良し悪しを判断するという「独善的な設定」においては、THSやストロングハイブリッドは、660ccの軽自動車よりも興味がない存在でしかない。大まかには「ガソリンNA、BEV > ガソリンターボ > ディーゼルターボ > マイルドハイブリッド > 小排気量ガソリンNA > 小排気量ガソリンターボ > 660ccターボ >ストロングハイブリッド」といった序列だ。
技術革新には期待したいが・・・
1997年の発売当初から、カーメディア界隈ではTHSへの批判はずっと渦巻いていた。プリウスが4代目になる頃(2015年)に、MAZDAからの価値あるフィードバックがあって回生ブレーキのフィールが劇的に良くなった。それでも70〜80km/h前後での巡航時にCVTや遊星ギア周りから響く高周波音が煩わしいなど、燃費が良いはずなのに長距離ユーザーには敬遠されてきた。
トヨタとの協業関係は長いけどずっとTHSの採用を避けてきたスバルが、電動化率という数字を作るために採用を決断した。最新の情報によると、水平対抗エンジンに加えてスバル専用のTHS対応トランスミッションが完成していて、走りの面でトヨタブランドのTHS車とは差別化が図られるようだ。法人需要などないインプレッサをそのままプリウス化したところで意味がないので、個人ユーザーに刺さるHVに仕上げてくるのだろうけど、かなり無理している気もする。
K.T
今回の内容はとても素晴らしいですね。わたしは、昨年、BMアクセラ(3代目)からCX―60(ガソリンAWD・Lパケ)に乗り換えました。後期高齢者なのに、クルマ人生で最大のクルマ(2500cc)
に乗り換えるのはちょっと恥ずかしかったのです(友達は、皆、軽四やコンパクトに乗り換えているので)。しかし、能登半島地震でわたしの住んでいる石川県内灘町も甚大な被害を受けたなかで、支援物資の2リットルのペットボトルや非常食をCX―60に大量に乗せて、地区の住民に配布できました(地区の役員をしているので)。足回りが4輪ダブルウィッシュボーンで、最低地上高18センチのSUVに乗り換えて、本当に良かったと思いました。
cardrivegogoさんのマツダ車に対する、益々の的確な情報を期待しています。頑張ってください。心から応援しています。
wpmaster
コメントありがとうございます。
この度の震災で、MAZDA好きのK.Tさんがご無事か心配していたので、ホッとしました。
昨日(1/24)から大雪で大変だと聞いています。
デザインが美しくて機能性抜群のMAZDA車は日本で生活する上で最高の相棒ですね。
CX-60はかなりの人気なようで、東京でもよく見かけるようになりました。
メルセデス、ポルシェ、マセラティのSUVも多いですけど、
それらと比べても洗練されたプロポーションだと思いますし、
お金払いたくなってしまう気持ちもよくわかります。