エンジンパワーOKなら問題なし
MAZDA2の1台であらゆるドライブシーンを楽しむ「ミニマリスト」カーライフも個人的には十分に可能だと感じている。2年前のCX-5の車検の際に、1.5LのMAZDA3を代車として使わせてもらった。あまりの乗り味の良さに、ディーラーを出た後で、たまたま休日だったこともあり、ちょっと性能を試そうと埼玉県のドライブルートへと走り出した。予想を超える走りの心地よさに夢中になり、気がついたら県境の雁坂峠トンネル(有料)を越えて、山梨県に入っていた。
110psの1.5L自然吸気エンジンでも、箱根周辺ルート以上の傾斜を誇る急峻な峠をスイスイと登っていくことに驚いた。MAZDA3よりもさらに250kgほど車体が軽いMAZDA2ならば、さらに余裕を持って登れると感じた。その頃から生産終了のタイミングで完全熟成のMAZDA2を買ってみようかなとか考えていた。2024年にMAZDA2のディーゼルが廃止されグレードが改変になり、いつモデル廃止になっても不思議ではない状況になり、MAZDA2の15MBを購入してみた。
購入時に気になること
MAZDA2の一番の懸念点は、カーシェアやレンタカーで広く使われる車種ゆえに、ノーマル外装のクルマとの差別化だ。メーカー側もディーラーオプションでさまざまなデカールのオプションを用意してくれている。さらにオートエグゼのエクステリアパーツも手頃な価格で選べる。15MBには純正のマフラーのオプションはないが、ディーラーの人が動かしている時に音を聞いたら、自然吸気ながらも結構な低音でチューンされているようだ。甲高いエキゾーストは似合わないだろう・・・。
エクステリアにオプションパーツをたくさん付けたため、納車時にはディーラーのヤードの方から「キャンペーンカーだなwww」という、長い付き合いのサービス担当の声が聞こえてきた。いくら差別化とは言っても、ちょっとやり過ぎたかもしれない。MTに慣れるため連日のように仕事の後に小一時間くらいドライブしていたが、明らかにCX-5の時よりも若者の視線が多く刺さる。見られるのもまんざらではない、「痛車」に乗る人々の気持ちがちょっとわかった。
最近のマツダは「つまらない」車しか造らない。SUVだらけで何が「走る歓び」なのか?
SUVとコンパクトハッチ、セダンでは明確にドライバビリティが異なる。SUVは高重心+重量増でコーナリングは最悪(CX-60を3カ月で手放した)。
マツダ6が消え、マツダ2も無くなり、マツダ3すらフルモデルチェンジをする気配は無い。ロードスターしか残らない。
おっしゃることは同感なんですけど、VWゴルフ、プジョー308、メガーヌ、カローラ、シビックなども次期モデルの開発が停滞している中で、MAZDA3だけキープコンセプトで開発が続いていたら、さすがに危機感が無さ過ぎると思います。第8世代の登場は、2027年に第7世代のBEVが投入された後になることは確定ですが、そこまではMAZDA3の販売は続くはずなので、世界のメーカーの中では「ICEのロードカー」をかなり頑張っている方だと思います。