確かにCセグメントは最強だ・・・
カローラスポーツに乗ってビーナスライン(長野県)を走って見たくなるCMだ。今年の夏は天気も良さそうだし。彼女がいなくても、どっかしらの職場で仕事していれば、ドライブに付き合ってくれる人くらいは案外あっさり見つかる。ご飯や飲みに誘うよりも、映画やドライブの方が確実にハードルが低い。今だったら「万引き家族」か「焼肉ドラゴン」ですかね。女性って映画やドライブに誘われるのは嬉しいらしいよ。よっぽど嫌われてなければOKではないかと・・・。
「Cセグ」か「BCセグ」
ドライブしたい人はカローラスポーツを買えばいい!! ってのはちょっと気が早い。デートカーとしてCセグのチョイスはいい。バブル世代のおばさんが相手でなければ。なんでCセグがいいのか!?「距離感が絶妙」「割と静か」「高速道路でも安心感がある」「ワインディングをスイスイ走れる」「シートや空調がしっかりしている」などなど。つまりBセグだと長距離は微妙だし、Dセグだと妙に落ちついてしまってドキドキ感が高まらない。ちょっとややこしいけど最近ではBとCの中間「BCセグ」やCとDの中間「CDセグ」なんてのもある。4mを超えるクラスのBセグはCセグに近いし、4.5mを超えるクラスのCセグはDセグに近い。例を挙げると「BCセグ」はノート、デミオ、ルーテシア、MINI5ドア。「CDセグ」はシビック、インプレッサ、アクセラ、プリウス、プレミオ/アリオンなど。
最新Cセグは装備充実で心置きなく「風になる」ことができる
「Bセグ」では小さすぎるし、「CDセグ」ではちょっと情熱に欠ける。ってことで「BCセグ」「Cセグ」の4~4.4mクラスがベストじゃないかってことにしておく。その根拠は4.1m級だった3世代前のカローラスポーツ当時はカローラランクスという名前だったけど、そのモデルでとてもいい思い出が多いから。1.5L自然吸気エンジンは高速道路や急勾配では少々頼りなかったし、4速ATはローしか使えないタイプだったので、2速や3速を使ったノーフットブレーキ走法ができず、箱根をローで下るとギアボックス付近から盛大な音がして、助手席の女の子の顔が少々こわばっていた・・・。しかし今やCVTでもマニュアルモード付きが当たり前になっているので問題はないと思う。
トヨタのユニットでいいのか!?
ちょっと気になるのは新型カローラスポーツで採用されているユニット。実際のところ1.2Lターボと1.8Lハイブリッドでは、どちらがベストなんだろうか。真夏の炎天下で2時間ぶっ続けでヒルクライムをしてアクセルをベタ踏みだったとしてもトヨタの保安基準ならば、エンジンが燃えるなんてことはないだろう。しっかり水温計もついている!!しかし都内から中央道を1時間半ほど走り、白樺湖経由でビーナスラインを走り美ヶ原高原美術館まで往復を駆け抜けるのに最適なユニットだとは思わない。200万円で買えるカローラスポーツはかなりお買い得だけど、他にもベストな「風になるクルマ」はあるよ。ちなみに予選敗退は・・・ジューク(デザインが爽やかではない)、ノート NISMO・S(ややパワー不足)、ヴェゼルHV(小排気量HVの出る幕ではない)、デミオ(あのディーゼルでは風になれない)
第5位 BMW1シリーズ(317万円〜)
今このBMWを買うタイミングだ
最近のBMWの相場は想像を超えている。1シリーズ/2シリーズならほぼ新品同様の1年落ち数千キロレベルの個体が200万円くらいでたくさん並んでいる。もっとびっくりなのはフラッグシップの7シリーズ/6シリーズやX5なども同じく2017年モデルの新品同様のものが700万円で買える。何が言いたいかって!?カローラスポーツやクラウンの新車もいいけど、同じ価格で同等の車格かそれ以上のBMWが買えますよ!!今がチャンス!!
さずがビーエム!!スペックには何の不安もない
カローラと同等の価格で買える1シリーズは118d(2Lディーゼル)、118i(1.5Lターボ)、120i(2.0Lターボ)などあるけども、どれを買ってもビーナスラインくらいなら余裕でこなせるユニットがついてくる。高速道路もスイスイ走れる。ちょっとネックになるのは50歳くらいのオッサンが1シリーズに乗っていたら「ちょっとキモい」と思われること。ただし35歳くらいまでの若者が乗るぶんには何も問題はない。
第4位 マツダCX-3(212万円〜)
欧州市場を狙った新感覚モデル
発売当初は海外市場専売で隠していた「2L自然吸気」を乗せたガソリンモデルが発売になり、6月のマイナーチェンジでMTモデルも配備された。小さなクルマを選ぶ理由として適当な「MTに乗りたいから!!」を主張できるモデルがガソリンモデルでも発売されていよいよドライビングモードなクルマになってきた。日本車で最も「欧州車」に近い存在かも。そもそも欧州向けの意欲的なクルマ作りで価格は高め。日本市場では「デザインだけでボッタくってんじゃねー」みたいな声もあったけど、日本のカーメディアはみんなマツダが嫌い。本家クリス=ハリスは大絶賛してたけど、『日本のクリス=ハリス』こと国沢光宏は・・・売れないよこんなの!!って感じだった。キャビンスペースのヴェゼル、走りのジューク、デザインのCX-3。日本の「BCセグSUV御三家」は、アクアクロスオーバーやクロスポロなんかよりもよっぽど真面目に作られたいいクルマだけども、日本市場で認知されるにはもうちょっと時間がかかりそう。
第3位 ゴルフGTI (395万円〜)
GTIの歴史的なバトンタッチ
やはりこのサイズの世界的な権威といえばVWゴルフ。日本から撤退してしまったフォードのダイナミクスな走りを受け継ぐ数少ないモデル(他にはマツダCX-3など)。220psのユニットに「Sモード」のキレがあれば、ちょっとしたドライブがお手軽なエンターテイメントに変わる。懸念があるとしたらドライビングが魅力的すぎる事かもしれない。あまりのエンジンパワーに感激して一人の世界に入ってしまったら、もはや「デート」ではなく「輸送」である。さてこのゴルフGTIはいよいよ日本市場ではお役御免になりそうだ。4060mmまで拡大したポロGTIの販売価格が344万円と発表された。多少はデチューンされているものの、ゴルフGTIと同じ形式の2Lターボを積んでいる。50万円の価格差の根拠は多少のボデーサイズと、インテリアの質感の差くらいになりそうだ。チェック柄のシートはちょっとイケていない気がするけども、可愛らしい女の子はそんなに気にしないと思う。
第2位 ルーテシアRS(315万円〜)
ちょっとメカ感が強すぎる・・・日産車じゃないんだからさ
欧州のドライビングGTの奥深さを伝える。欧州販売ナンバー1のゴルフシリーズから作られる「ゴルフGTI」に対抗して、欧州販売2位のクリオ(ルーテシア)の「GT」を250万円くらいで入れて欲しいけども、日本市場には300万円の「RS」がラインナップされている。1.6Lターボで200ps以上を絞り出すハイチューンエンジンですが、ベースはトヨタと同等の保安基準を持つ日産エンジンであり、耐久性にも問題はなさそう。ただし同じように日産の1.8Lをベースとする「アルピーヌA110」のエンジンはトップギアのクリス=ハリスがテスト中に燃やしてしまったが・・・。エキゾーストだけでスポーツモデルであることを主張するモデルは、爽やかなドライブデートには少々持て余すところがあるかも。もっと穏やかでいいのかも。とはいえ、最小限の排気量で、必要十分なGTモデルとしての性能を引き出す「企み」は、自動車業界全体を大きく底上げしてくれるだろうけど。
第1位 MINI5ドア・クーパー/クーパーS (328万円〜)
喜ばれてこそ・・・
やっぱりコンパクトカー/スモールカーは・・・専門メーカーに任せておけばいいのかもしれない。全国各地どこのドライビングスポットに行っても、MINIに乗って風になって童心を取り戻しているオッサンを見かける。BMWから供給されている、1.5Lターボ/2.0Lターボを乗せたクーパー/クーパーSならば、確かに長距離も楽しく走れる。このランキングですが1〜5位までどれでもスペック的にはどれも十分な性能を有していてどれを選んでもいいのですが、なぜMINIが1番かというと、コンパクトカーらしからぬインテリアのこだわりが2〜5位を圧倒しているから。ちょっとしたドライブでも何だか特別な時間に感じる。とうとう日本市場で月2000台を突破したMINIの快進撃も納得です。
↓260万円!!何だかとてもコスパがいいな。
NK
cmで風にーなりーたイィィィって彼氏が息継ぎしてますがこれって高速道路でエンジンがこんな感じですよという暗示なんですかね。
何か不自然な感じがします。