スポーツカー・バブル
毎年1月に開催される東京オートサロンは、お年玉をたくさんもらった人にアフターパーツを存分に選んでもらおうというイベントだ。今年(2022年)は新型86&BRZが発売されてから初の開催ということもあり、トヨタ&スバル陣営がまるで主催者のようにでかい顔していた。日産&三菱も新型車やコンセプトカーを展示して対峙して「二台陣営」をPR。これまで日本中の「走りたがり屋」に最高のドライビングマシンを提供し続けてきたホンダ、MAZDA、スズキの存在が霞んでしまった。
高い!?安い!?
実際に、こんなイベントをきっかけにして潜在的なスポーツカー需要を掘り起こしていかないと、この手のクルマの販売はなかなか伸びないだろう。ここぞとばかりに発表された「GRMNヤリス」や「フェアレディZプロトスペック」の価格を見て、どこぞのユーチューバーのように「安い!!安い!!安過ぎる!!」と叫ぶ人もいるだろうし、生活必需品の物価水準と比較して「高い!!ありえない!!」と嘆く人もいる。