言ってることは間違ってないが・・・
トヨタ(特にレクサス)や日産は、目論見通りの利益を上げられなくなった大排気量の縦置きシャシー車を全廃する方針だ。高付加価値を生むためのモデルを積極的に廃止している。国沢さんは発売前からMAZDAのラージ商品群に対して反対を宣言していた。主張の根拠はトヨタや日産が利益を出せないことを、MAZDAがやるのはナンセンスであり、なんで経営陣はこんな簡単なことがわからないんだ!?みたいなことを繰り返し書いていた。
トヨタに忖度するカーメディアやユーチューバーによって正確には伝えられていないが、縦置きを捨てて北米へ進出したクラウンを寄せ付けないほど、北米向けCX-90は売れている(どちらも日本生産)。トランプ関税が発動する前の2024年では、MAZDAの北米販売の成長率はトヨタを上回った。時代が違うので単純比較は出来ないが、レクサスやインフィニティが越えられなかったメルセデスやBMWを縦置きシャシーで超えていった。
ウイスキー愛好家の気持ち
国沢さんのレビューは、本人が主張するように「正直」に書かれている。長年活躍される評論家なので安易な論理的破綻もない。ある程度は芯を食ったことを書くからMAZDAのファンや経営陣を激怒させたりする。国沢ブログのコメント欄にわざわざ反論しに行く人も少なからずいる。MAZDAを批判するライターの論拠は往々にして「発泡酒理論」だ。
ステアリングやペダルのフィール(味わい)を重要視するMAZDA車はウイスキーのように嗜まれる。そんな状況を感知しない「発泡酒理論」では、酔っ払えば同じなのだから発泡酒(HEV、CVT)で安く済ませばいいと主張してくる。アルコールもクルマも健康や環境に悪いとはわかっているものの、それでもやめられない味わいがあるからMAZDA車に乗り、ウイスキーを買うわけだ。それらが無いクルマや発泡酒には全く存在意義すら感じない。