最高の日本メーカーを考える

 

日本メーカーは多過ぎ!?

グローバルで広く認知されている普通車メーカー(ブランド)は、ドイツだとメルセデス、VW、アウディ、ポルシェ、BMW、BMWミニ、オペルの7つ。アメリカはシボレー、キャデラック、フォード、ジープ、テスラの5つくらいで、他にもリンカーン、ダッジ、ビュイック、GMCなどがあるが、北米専売や中国専売といった地域限定ブランドで日本市場に正規販売されていない。日本はトヨタ、レクサス、日産、ホンダ、マツダ、スバル、三菱、ダイハツ、スズキの9つが分立している。

 

個性は十分に担保されている

トヨタとレクサスの境界にやや曖昧さが残るが、経営上の統合やアライアンスこそ増えているものの、予想以上に各社が「個性」を出すことに主眼を置いていると感じる。ドイツの7ブランドもそれぞれに魅力的だけども、日本の9ブランドはそれ以上の多様性を確保できているし、世界が恐れる「護送船団」は21世紀になってさらに大きくシェアを伸ばしている。質量ともに世界最高の自動車産業がありながらも、日本のカーメディアやユーザーは「日本車」という1つのカテゴリーで語ってしまう30年前の風習が抜けていない。免許取って30年が経過する世代(50歳以上)の連中ばかりで構成された日本COTYの審査員では、現在の日本のクルマ作りの魅力は伝えきれないのでは!?とすら思う。

 




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