スカイZはトルコンAT!!
新型CX-5の価格設定は魅力的だ。来年登場するストロングハイブリッドは、燃費はさらによくなるだろうが、価格上昇に加えてMAZDAらしいドライブフィールが損なわれる懸念もある。とりあえずストロングハイブリッドのスカイZでもトルコンATが維持されるのは朗報だ。MAZDAを指名買いすべきオンリーワンが維持できる。しかし今後はトヨタ、ホンダ、スバルなどもCVTを捨ててトルコンATに変えてくるかもしれないが・・・。
CX-5のストロングハイブリッドには2.5Lの4気筒スカイZが投入されるとのことだが、さらにMAZDAの公式発表からCX-60にも同じエンジン技術を使った6気筒のスカイZが導入される見込みだ。CX-5とCX-60のフルハイブリッド同士では、それなりに価格差があるだろうが、CX-5が400万円、CX-60が500万円のスタート価格だとすると、ユーザーの選択はほぼ半分に割れそうだ。
BEVやHEVがダメな点
横置き、縦置きの違いだけでなく、物理ボタンを排除したCX-5と、物理ボタンを残し続けるCX-60の同サイズの「作り分け戦略」は、BEVとICEの併存で頭がいっぱいの他社では考えられない「道楽メーカー」の極みだ。クルマ社会のグランドデザインではBEVが主役に上がるタイミングなのだろうけど、カネが有り余っている世界で高級BEV購入に資金を使おうをいう人が増えないようで、ホンダもレクサスも高級BEVの開発を断念してしまった。航続距離だけでなく質感やドライブフィールでBEVが高級車として評価されないことが判明したのだろう。
1997年の初代プリウスの発売以来、ストロングハイブリッドが市販化されて30年ほどが経過する。いまだに「クルマが好きな人」がハイブリッドやCVT車を指名買いする状況にはなっていない。直近の10年余りをWRX・S4とレヴォーグを看板に展開してきたスバルは、CVTで「質感」を高めることに挑戦し続けたが、自動ブレーキが全メーカー標準装備になった今では大きく伸び悩んでいる。