MAZDA的にエクストラ・ソフト
MAZDAが得意とするCセグ、Dセグの中型車に位置するCX-5のセッティングはもはや自由自在なのだろう。先代まではミドルSUVとは思えないハードな踏ん張りで、ディーゼルトルクを余すところなく使う接地感を演出してきた。この乗り味でディーゼル未発売の北米でも大きくシェアを伸ばしてきた。そして今回はハードからソフトまで乗り味を演出できるパラメータの幅広さを持つMAZDAの技術を見せつけてきた。
MAZDA信者の中には「コレはあまり好きじゃない」という人も一定数いる。そしてCX-60に対して、鬼の首を取ったようにゴチャゴチャ文句を言っていたオールドメディアの評論家を黙らせるのに十分な変貌ぶりだ。久しぶりに盛大に行われるはずだった「プロレス」だが、メーカーの方針転換で信者とカーメディアがハシゴを外された格好になった。今後の年次改良で大きく変化するかもしれないが、初期モデルは「名車」の予感やドライブフィールを語る土俵にすら立ってない。
MAZDAも大企業病か!?
10年前のMAZDAはフォードから独立してそれまで抑圧されてきた自由が解放され、ミラクルなクルマ作りで名車を続出させていたが、今ではすっかりアイディアが枯渇した安定企業な顔をしている。10年前のMAZDAは大好きだけど、今のMAZDAはあんまり・・・という人も少なくないだろう。MAZDA信者の中には、国沢さんのさらなるアジテーションに期待する声まである。
新型CX-5のネット記事や動画のコメント欄も過疎化している。30年もクルマを買ってきた人にとっては、自動車価格のインフレに追いついていけない。新型CX-5で納得できる装備で見積もりを取ったが値引き前で乗り出し500万円くらいだった。所有している先代CX-5と同等の装備で100万円ほど価格上昇している。30年前ならトヨタ・セルシオが新車で買える金額だ。それでも他社に比べれば費用は抑えられ、今買っておかないと来年はもっと高くなる予測から購入に踏み切る人も多いのだろう。