電動化は進む
それは平日の昼下がりの新青梅街道(東京都)だった。クルマの流れは案外にスムーズで、THSやe-POWERなどのモーター駆動車が信号で出足良く駆け出していく。買い物などの街乗りは2.5Lガソリンの先代CX-5(KF型)を使っている。新型は2.5LのMHEVだが、KFは2Lガソリンの後期モデルだけしか電動化されていない。非電動のMAZDAのトルコンATでノーマルモードのままダラダラと追走する。
軽自動車も多いが、運転慣れした営業車ばかりで軽量ボデーに64psターボで出足も良い。MAZDA以外の日本メーカーはトヨタ、日産、ホンダを中心にHEV率がどんどん上がっている。新青梅街道のような片側2車線の高規格道路では、大型トラックやルーミーのような鈍足モデルを追い越して突き進む。
かっこいいスバル車
目の前には真新しい「スバル・ブルー」のクロストレックが小気味良い加速突き進み、前方のカローラクロスをやや煽り気味だ。リアガラスから見えるドライバーの後ろ姿は、年配男性のようで痩せ型でツルツル頭のようだ。リアのマークに「S:HEV」とある、去年(2024年12月)に追加されたばかりの新型ユニット搭載グレードなので、まだまだ納車して間もないのかもしれない。昼間にしては走りがウキウキし過ぎている。
このクルマは、インプレッサXVと言われていた頃から、生活に余裕のある引退世代が好んで選ぶクルマのようで、多摩地区のやや高級な住宅街の街中でよく見かけた。10年以上も前の初代モデルのデビュー当時から洗練されたデザインで、スバルの中では垢抜けた存在だった。その後継となる現行モデルは周囲の360度どこから見てもデザインの破綻がなく、ボデー全体が1つの「塊」を体現した見事なプロポーションに進化している。
