スバル派の念願!?
デザインだけでなく、現行クロストレックに追加されたS:HEVは、全長4.5m以下の分類であるスモールSUVとしてはハイスペック(200ps)な電動ユニットを搭載していて、パワーウエイトレシオはロードスターや86といったスポーツカーと同等だ。さらにモード燃費18.9km/Lも現行のスバル車では最高レベルにある。速くて燃費がいい・・・これはもはやスバル車ではないのかもしれない。
トヨタのハイブリッド技術を使っているようだが、トヨタ車で例えるとカローラクロスのボデーにRAV4用の200ps級の2.5L・THSユニットを搭載したようなクルマだ。さらにカローラクロスよりも全高が低くて、水平対抗エンジンのおかげで低重心で安定した走りが得られる。大まかなスペックは、ゴルフGTIがAWDになりXモードも付き、さらにモード燃費18.9km/Lになった感じだ。後席の広さを考えると使い方こそ限定されるが、本体価格383万円〜は納得のバリューである。
足回りを弄ってあるのか!?
過剰な加速と先行車を煽り気味なとことが気になるが、乗り出し400万円超えを払える余裕のある(分別のある)人が運転してるだろうから、それほど警戒するつもりはなかったのだが、今度は私の20mほど前方でウインカーなしでいきなり車線変更をした。指示器を出さないことよりも驚いたのが、レーンチェンジのキレの良さだ。車体左側が僅かに沈み込んだと思ったら、瞬時に右のレーンに移り、ピッチ、ロールが続くこともなく収まり加速していく。
歴代のどんなMAZDA車を持ってきても、あのタイミングでレーンチェンジを繰り出したら、とりあえず「お釣り」を貰ってしまう(それを抑え込むのが楽しいかもしれないが)。一番運動神経良さそうなロードスターであっても、FR & ショートなホイールベースゆえにヨー方向のブレをすぐに止めることはできない。WRXやレヴォーグもレーンチェンジがスムーズにできそうな乗り味ではあるが、目の前のクロストレックはそれを完全に凌駕する動きだった。