Cセグ=MT車の時代か!?
話の前提に仮定の部分が含まれているため、ちょっと意味がわかりづらいかもしれないが、とりあえずMAZDA、ホンダ、スバルが今後に投入するCセグメントのロードカーにおいて、MT車の積極的な設定で停滞するセグメントの需要を伸ばそうと画策していることは確かだ。MAZDA3の年次改良による2.5L車の導入や、MSRモデルの開発は、シビックRSやtypeRの成功をMAZDAが追いかけている構図とも言える。
スバルもCセグMT車のカルト的需要は無視できないようで、シビックtypeR相当のWRXよりも割安のシビックRS相当のMT車を日本と北米市場に投入しようとしている。MAZDA、ホンダ、スバルともに、サーキット向け(MSR、typeR、WRX)とツーリング向けを分けてCセグのMT車を設定する。ホンダは左ハンドルのインテグラtypeS(6MT)の日本導入もすでに発表済みだ。
やってみないとわからない
AT限定免許が主流の日本市場で、3メーカーが少ないMTユーザーを奪い合うようになったら共倒れの苦しい未来が見えてしまう。確かにクルマ好きの肌感覚だと、MT車ならばしっかりお金を使います!!という潜在ユーザーはかなり多いように感じるが、シビックやMAZDA3の販売を活性化させる規模(月500台・年6000台くらい)の需要が3メーカー分(年18000台くらい)あるかどうかは怪しい。
一方で3メーカーが競合してMT車市場が盛り上がることで、各メーカーの開発担当者も様々な創意工夫が生まれてくるだろうし、プライドの塊であるホンダは、内燃機関のスポーツカーでMAZDAやスバルに遅れを取って撤退など絶対にあり得ないことで、オーバースペックなハイエンド・ユニットを新開発して巻き返してくるだろうから、過当競争の懸念すらある。