CVTは全てBEVに置き換わって問題ない
0〜30km/hを厭わないCVT車は、煽り運転しつつの小刻みなブレーキングや、後続車を気にしない低速運転を起こしやすい構造だ。トルコンATやCVTでは一般道でとりあえず40km/hまで加速して、線形に応じて50km/h、60km/hといった具合で10km/h単位で定速運行する。一方でCVT車は40km/hを超えた後も、速度が小刻みに変わる。前走車に追いつくまでひたすら加速するクルマや、速かったり遅かったりを繰り返す迷惑運転を無意識でできてしまうのは厄介だ。
普通車ではCVT車からHEVへ移行が進んだが、そのHEVも補助金攻勢で勢いが出てきたBEVに置き換えられる運命にあるようだ。軽自動車ではCVT車からBEVへの移行が見られる。EVシフトが議論されるようになってから10年ほど経つが、BEVを議論する前に、ICEにはHEVを含むCVT車と、非CVT車のツアラーを区別する必要があった。GR86やスープラを自社開発できないトヨタのクルマならば、全てBEVに置き換わっていくのも仕方ない。
ホンダの焦り
一方でCVTを排除したMAZDAやBMWなどの欧州ブランドのクルマは、簡単にはBEVには置き換えられない。テスラやBYDにシェアを奪われることないので、グローバルの販売台数でテスラやBYDに追い越されてはいるが、MAZDAもBMWもビジネスは安定している。日産、ホンダの赤字転落による逆境は、BEVでBYD、テスラと、CVT車&HEVでトヨタとそれぞれ競合する構図が災いしている。余計なことを言ってしまうと、日産やホンダの技術を求めるユーザー層にクルマが届いていない。
スバルも2026年3月期で営業利益が急減した。2025年の後半に新しいMTモデルの投入が発表されたが、厳しい決算発表に備えて、クルマ好きの株主に訴求したようだ。ホンダも赤字決算が出る前から新型車に関するリリースが一気に増えた。シビックRS、プレリュードに続いて、シビックe:HEV・RS、スーパーONE、インテグラ、プレリュード・リミティッドが間髪を置かずに投入される。