高速道路を使わない人向け
フィット、MAZDA2、ヴェゼル、CX-3などBセグ普通車が真っ先に除外されてしまう条件が、高速道路を使って他県までのドライブに使えないということだ。衝突安全性や静粛性を考えれば下道専用で使うのが無難である。1.5Lエンジンで100km/h走行するのはしんどい。去年MAZDA2を買った際に、高速に乗らないのだからETCは要らないとは思っていたが、緊急事態で使うかもしれないし、ETC出口ばかりになっているのでとりあえず付けている。
中央道、圏央道、東名、関越を見る限り、Bセグ車の走行はかなり少ない。これらの高速道路は1日中交通量が多く、物流トラックの数が半端ないので、小型車で走りたいとは思わない。何かの手違いでトラックに挟まれたら助からないだろう。実際に自動車保険料もCX-5よりMAZDA2の方がかなり高額に請求される。人によって考え方は違うだろうけど、Bセグ車のメリットは大きく2つで、駐車スペースを問わないなど街乗りをストレス無く走れる点と、ライトウエイトスポーツカーのようにワインディングでの走りを楽しめる点だ。
街乗り市場は低価格が有利か・・・
次世代のフィットやCX-3は、街乗り専用で使う大多数のユーザー向けに低価格に抑えたBEV版を、そしてワインディングで走りたいコアユーザー向けにエンジンのMT車を用意してくれると期待している。現行フィットでは少数派のMTユーザーを切り捨てたことで、クルマ好きが言及しないモデルになってしまった。女性を意識して設計したのだろうけど、ライバル各社から様々なタイプの街乗り低価格車が発売されていて、ダイハツからトヨタへOEMされているルーミーやライズが普通車販売ランキングでフィットを抑え込んでしまった。
MT派のコアユーザーを惹きつけたならば、現行フィットの優れた乗り味や4気筒エンジンに価値がもっと広く認知されただろう。発売のタイミングが悪かったのも事実だ。上級モデルのシビックを売りたいホンダは、BセグがMT派に喜ばれることを知っていながらも封印する戦略を採った。メーカー全体で見れば決して失敗とは言い切れない。次期モデルはフィットの復活をテーマに掲げているだろうから、現行とは真逆のクルマ作りで本気出してしまうホンダに大いに期待できる。