耐える時期
なんとなく予想はしていたけども、いよいよメルセデスやBMWの新車が売れなくなっているようだ。円安局面が続き新車購入価格が上がり続けていることもあって、背伸びして入門グレード車を買う層が離れたようで、現実に2026年1月〜6月までどちらのブランドも1度も前年比を上回っていない。メルセデスが90%、BMWが80%程度で推移している。500万円以下の入門モデルが無くなって数年が経過し、乗り換え需要も落ち込んでしまったと考えられる。
コアなファンにとっては、ブランド力だけ欲しがるミーハーなユーザーが退場してくれて、満足度は以前よりも高まっていると思われる。価格が上がって手軽に買えなくなった庶民から「ドイツ車の時代は終わった・・・」みたいな捨て台詞がネットのコメント欄で散見されるが、BMWとメルセデスはどちらも、今をときめくMAZDAとともに並び立つ「三大」ストレート6・メーカーである。まだまだ「指名買い」を得られるだけの機能性を持っている。
M2か?ケイマンか?
BMW、メルセデスを指名買いするなら迷わず直6かBEVになる。実際のところBMWの直6モデルだと、2シリーズが834万円、3シリーズが990万円、4シリーズが1025万円、M2が1031万円なので、数年前の直6搭載モデルの価格と比べてもそれほど大きく高騰しているわけではない。インポーターも日本のサラリーマンにもギリギリ手が届く範囲で、最高のBMWを提供したいという熱意が見られる。
ポルシェやメルセデスだと4気筒でも平気で1000万円くらいするので、BMWの価格設定は良心的と言える。6気筒の2シリーズが、4気筒のケイマン(大幅値上げで948万円)より100万円も下回る。しかしMT派ならM2(1031万円)を選ばなければいけないので、全グレードにMT設定があるケイマンの方が安く手に入る。ちなみに6気筒自然吸気のスペシャルなケイマンも1252万円で買えるから悩ましい。