ブランド・ヒエラルキー
ライズやルーミーに乗っているアラフィフ男性が、路上でアルファードに乗る下の世代に出会うなんて光景は日常的に起こる。そんな時にどんな気分になるか想像できる余裕がある人は、トヨタのような巨大なブランドで下位に位置するモデルを決して選ばないだろう(クルマより新NISAの時代でもある)。心を無にして気にしない「スルー・スキル」は、現代社会の重要な処世術だけども、仕事の時間はともかく、趣味や余暇の時間にまでそんな想いはゴメンだ。
クルマ好きで、周囲のクルマを観察してしまう人は黙ってGRを買えばいいのだろうか!?GRブランドができてまだ日が浅いので何とも言えない。トヨタがかつて作っていたMR-Sやセリカといった廉価なスポーツカーに乗るアラフィフ男性はとても余裕があるようには見えない。トヨタ以外でもホンダCR-Z、33や34のフェアレディZ、メルセデスSLK、アウディTT、ポルシェの996、986世代、スイフトスポーツにも同じことが言えそうだ。
スポーツカー乗り・・・
スポーツカーは普通に目立つ。周囲はどんな人が乗っているんだと覗き込んでくる。キムタクみたいなイケメンで、服装も違和感がないくらい洗練されていれば、どんな古いスポーツカーでも様になるだろう。自信がある見た目をしていれば、余裕も生まれて運転マナーも良くなるだろう。事故当事者はダサい格好してることが多い。全身丸見えのライダーやサイクリストは、ウェアもトータルコーディネートが基本だが、ロードスターなどのオープンカーはもちろん、ハードトップのスポーツカーも周囲の注目を集めるので同じだ。
ルックスもファッションも磨いている最近のアラフィフとはいえ、年式が古いメルセデスSLKやアウディTTは、独特の哀愁が漂う。スポーツカーは本来はカッコいいものだが、あれこれと余計なことを考えると乗れなくなってくる。一方で何も考えないで行動する人が安易に選ぶから変なイメージが付いてくる。女性(全世代)、若者(アラサーまで)、還暦過ぎてから乗るにはちょうどいいが、アラフィフ男性が乗っていると違和感が避けられない。任意保険に入ってなさそう・・・。
