北米の頂点が見えている!?
トップのRAV4はダンピングで守りに入り、CR-Vは横ばいを続けている。フォレスターも数%の伸びを示しているが、MAZDAの3車種は10〜30%前後で勢いがある。ミドルSUV(CX-5)で北米市場に強いスバルと日産を打ち落としただけでも快挙だが、さらにCX-5のフルHEV化で30〜40万台(2車種合算)となってくるとRAV4やCR-Vの背中がハッキリと見えてくる。2027年にはMAZDAが頂点に立っている可能性もある。
スモールSUV(CX-30)の北米市場も活気づいている。クロストレック(18万台)、HR-V(15万台)、キックス(10万台)、カローラクロス(10万台)、CX-30(5万台)のいずれもが10%前後の伸びを示している。CX-30は2024年に8万台で過去最高を記録したあと、2025年は生産調整が行われて減少した模様。CX-30は来年以降のフルHEV化で、他の日本車スモールSUVをごぼう抜きしていくだろうか。CX-90がクラウンにダブルスコアで快勝していて強気なMAZDAだが、ファンはちょっと心配だったりする。
MAZDAとファンの約束の地
著書で他の日本メーカーの糞仕事を批判してきたMAZDAだから、日本勢同士なら勝って当たり前なところはある。本当にMAZDAが売りたかったクルマはBMW・X3を撃ち落とすべく開発されたCX-70だろう。現状では5万1千ドルのX3が7万台(北米市場のBMWではX5を抜き最量販)なのに対して、4万3千ドルのCX-70は1万台がやっとだ。ハイクラスな顧客を集客してきたプレミアムブランドの雄であるBMWは、販売台数こそMAZDA(42万台)を下回る37万台だが、X3、X5と並んで3シリーズを7万台販売している。
自社開発フルHEV導入で、CX-30とCX-70がそれぞれに販売を伸ばすだろうが、販売の9割がSUVとなっている北米でのMAZDAは、「第2のスバル」以上の評価は得られない。発表済みのアイコニックsp、クロスクーペ、クロスコンパクトは、SUVへ偏るブランドのバランスをとる3モデルであると同時に、ポルシェやBMWのハイエンド化で購入のハードルが高くなる中で、走りで負けないロードカーを待ち望むユーザーに届けるという「社会的責任」と向き合うブランドはこれからも支持されることだろう。
後記
最後までお読みいただきありがとうございます。この投稿は2026年8月12日時点での情報をもとに記述しています。今後とも日本市場で展開する自動車メーカーについて思うところを綴っていきたいと思います。
100 Years of Route 66 the classix
道を探して 北極圏からパナマのジャングルまで、4万キロのバイク旅