続編・アラフィフ男性のクルマ選びは「地雷」だらけ

 

クルマが売れなくなった元凶

4気筒2Lターボと、6気筒3Lターボの横並び現象は、2010年頃から定番化した。それぞれ中国向け、北米向けに最適化された設計で、日産、アウディ、BMW、メルセデス、ジャガー、アルファロメオが採用した。走りの個性を重視するなら、それぞれに排気量の異なるエンジンで最適化すれば良いのだが、税制面や生産上の都合が優先された。アメリカ人や中国人に車の良し悪しなんてわかるわけない・・・そんな驕りすら感じる。

 

作り手の理想が低過ぎたためか、ユーザー側がこれらの高級サルーンを見捨てるのも早かった。メインターゲットであるはずの中国やアメリカでも、テスラMODEL3やBYDシールがこれらにとって変わる。DセグやEセグサルーンにおける多段式ATとガソリンターボの組み合わせは、高性能BEVの下位互換でしかなかった。メルセデスやBMWも自社のプロダクトにおいてBEVが正義だと宣言しているし、アウディも来年以降エンジン車の完全処分を実行する決定を変えていない。

 

3年後の景色

東京都の手厚いBEV補助金によって輸入ブランド車のBEV率は目に見えて上がっている。MINI、ボルボ、プジョーなどの小型車のBEV率が非常に高い。幹線道路沿いにあるメルセデスやアウディの中古専門店では100万円を下回りそうな勢いでエンジンモデルがダブついている。この手頃な初期費用につられて今から乗り始めたとして、3年後には街の景色はすっかり変わり「アウディのエンジン車がまだ走ってるよwww」と嗤われるようになっているかもしれない。

 

2LターボはレクサスISもスカイライン(メルセデスから購入)も中国市場参入のために用意され、一時期は日本市場でも販売されていた。縦置きの2Lターボを試乗してみて、これは絶対に買わないと後悔する!!とまで感じたモデルは1台もなかった(基本的に悪くはないのだけど・・・)。ちなみに条件に当てはまるスバルWRX・S4(先代)も全然に良くなかった。2Lターボで一番印象が良かったのは、横置きのゴルフGTI(7)だ。MTも入れればシビックtypeRであるけど・・・。

 




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