続編・アラフィフ男性のクルマ選びは「地雷」だらけ

 

ユーザーの選択

多段AT&直4ターボの終焉により、高級サルーンとして上位互換な高性能BEV、もしくは、ドライビングの味わいを追求できるMTのスポーツカーへとユーザーは進んだ。集合住宅に住んでいて、4ドアで後席も使えて、走りも楽しめる直4ターボサルーンの価値を主張する人もいるだろうが、現実にはBMW、アウディ、メルセデスの4ドアサルーンを観光道路で見かけることはほとんどない。数年前までは新車で買った人がロングドライブに出かけただろうが、今では新車販売そのものが大きく落ち込んでいる。

 

MAZDAファンによる手前味噌な言い分に聞こえるかもしれないが、この10年でMAZDAは観光道路で支持される最強ブランドの地位に辿り着いたと言っても過言ではない。MTが選べて、上まで回る自然吸気エンジンでのドライブは、ポルシェやBMWのファンにとっても「理想郷」と言える。ただし2027年以降に販売されるMAZDA車にこのポリシーが引き継がれるかは不明だ。

 

 

価値観がバラバラ・・・

カーライフ1周目がBMWで始まった若者は、福野さんのように、選択肢の中から日本車は除外するのだろう。リアルな知り合いで20歳代前半でクルマを保有する東京都在住者は、ことごとくドイツ車に乗っている。「ドイツ車じゃないとクルマじゃない(ただしGT-Rは別)」という価値観もあるようで、「カネ無いからクルマ離れ」は、単純にドイツ車が高過ぎるってことでもあるようだ。個人的な事情で恐縮だが、免許なしの父親とクルマに興味ない母親の元に生まれたことはある意味で幸運だった。

 

ドイツメーカーが日本市場の若年層にアプローチできるか!?あるいは日本メーカーは「偏見」を打ち破って東京都で買ってもらえるブランドになれるか!?そんな課題が見えるが、クルマと親和性が高いとは言えない氷河期世代がアラフィフになっている。私自身も当事者ではあるが、日本でクルマ業界が盛り上がらない原因は、理想のカーライフを定義できないまま年齢を重ねてしまった世代の不幸にあると認めざるを得ない。




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